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中国の伝統楽器
およそ3千年前に中国大陸で生まれた楽器で、日本の雅楽で用いられる笙と同系。息を吹いても吸っても音が出るのが特徴で、和音演奏にも旋律演奏にも適している。ふくべ(ひょうたんの一種)を風箱として、長短13~36本の竹管を差し込み、管の下端に金属の”した”をつけた楽器。現在演奏に用いられている笙は竹管が21本のもの。ヨーロッパでは、mouthorganと呼んでいる。 日本の笙は十七管で、小さい短い吹口がついているが、中国の民間に広まっているものは十三管で、吹口は日本のものより大きく長いのがついている。中国の民族管楽器奏者である胡天泉氏は、十三管の笙を三十管にし、管の長さを従来の二倍近くまでのばすことにより、音域を広くし、音量を豊かにし、自由に転調することができるように改良した。呼吸法、舌による音の切り方等、十数種の演奏技術があみだされ、伴奏楽器から独奏楽器へと素晴らしい飛躍がなされた。改良したものを巴鳥笙という。
紅花遍地開 |
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