中国の西晋代に、世塵をさけて竹林に会し、清談にあけくれた隠士、竹林七賢の一人、阮咸が作ったといわれる月琴に似た楽器。円形扁平の胴をもつ4弦の楽器で、さおの長さが月琴より長い。阮には、小阮、中阮、大阮、低阮の4種があったが、現在は改良された中阮、大阮が中国民族音楽の演奏によく使われている。