ひとくち知識
クラゲ フカヒレ 烤鴨子 点心 饅頭 黒貢米 小吃店
海蜇皮(クラゲ)(前菜の花形)
歯ごたえの良い肉厚クラゲが中国産高級クラゲの特長である。有名な舟山列島の大クラゲは海面に浮いている時、大型の物は大テーブル位あり肉が厚い。良いクラゲをおいしく食べるには、切った物を必ず熱湯に漬けてから「水で戻す」。肉薄だと湯けてしまう。クラゲはカロリーも低く、美容食です。又、食効として、のどの痰を消し、消化も促進します。そして血圧も下げるのでイビキの減少も招くと一言われている。
魚翅(フカヒレ)
中国ではその昔、宮廷の食膳に、鯉のヒレの筋を取って料理した物があった。しかし鯉のヒレの筋は少ししかないため、筋の多いフカのヒレを料理するようになった。フカは大変なエネルギーの持主で、その巨体を動かし舵を取っているのがヒレである。フカヒレの主成分は蛋白質で、老化防止に効くコンドロイチンが多く含まれている。又、血圧を下げる千貝、シイタケ等と共に料理するので、魚翅湯は不老長寿の美薬なのである。
烤鴨子
ペキンダックとも言われ、三千年の昔からある料理である。アヒルをせまい暗い所に入れ、口に飼料を詰め込んで短い期間に太らせるせいで、肉はとてもやわらかい。このアヒルの肉に飴をぬり、ナツメの薪で焼いてその身を斜めに切り、小麦粉の餅を皿に敷き、肉を味噌をのせたネギとともに、包んで食べる。
点心
饅頭、包子、餃子、油条やうどん、そばなどの麺類はすべて点心に含まれる。
饅頭
小麦粉を水でねって丸くし、竹の蒸篭に入れてふっくらと蒸し揚げた饅頭は中国人が最も好む点心の1つである。この饅頭が日本に伝わったのは鎌倉時代の初めと言われ、二つの説がある。
1つは、臨済宗東福寺派の祖、聖一国師円爾弁円が宋より持ち帰り、その製法を伝えたというもの。もう1つの説は、建仁寺の龍山徳見禅師が宋より帰朝した時、一緒についてきた林浄因という中国人が、奈良に住み饅頭製造業を始めたという。林氏は江南の地杭州の人で、今も奈良市漢国町に林神社が残り、4月19日には饅頭祭が行われる。全国の饅頭屋が集まり、133キロもある大きな饅頭を奉納するという。林家は代々、家号を「塩瀬」と名乗り、現在も東京に塩瀬総本家をかまえておられる。
黒貢米(くろ米)
栄養豊かで、皇帝だけが喰べてきた神秘の米で、原産地は陝西称省漢中地方です。漢時代の有名な探検家、張塞がこの珍貴な米を発見し順調に出世して以来、歴代の皇帝は皇室御用米として、当地の長官に献納させてきました。このような由来によって、黒米は縁起の良い、出世米として、宮廷の奥にて大いに食されてきました。
有名な中国の薬繕学者、李時珍の本草網目の記載によれば、この米を食すると、精力増強、冑腸を丈夫にしさらに造血作用があるとされており、人々はこれを造血米とか黒米と呼んで珍重してきました。又、民間のいい伝えによれば、黒米を食べると慢性病患者、回復期の病人、幼児、虚弱体質者にとって滋養強壮の作用があり、とりわけ妊産帰が喜んで用いることから別名「月米」とも呼ばれている。もち米と同様に炊いたり、蒸したりして食することができる。調理時間は通常のもち米の倍近くかかるので水の量も五割増となります。伝統的な黒貢米食品としては粽子(チマキ)、お粥、ぜんざい、もち米、シュウマイ、まんじゅう等があります。
小吃店
街中にある軽食屋のことで、庶民の食事の場となっている。次のようなものが食べられます:☆饅頭:中国風蒸しパン ☆油餅:小麦粉に水を加え練って揚げたもの。ネギ入りがおいしい☆油条:中国式の揚げバン。お粥や豆漿(豆乳)とよく合う☆包子:中華まん☆馄飩:ワンタンのこと☆氷激凌:アイスクリーム。こくがあってとてもおいしい.☆蛋糕:カステラ。卵の質がよいので、アイスクリームやカステラ類は絶品。
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