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中国茶

緑茶 青茶  紅茶 黒茶 黄茶 白茶 再加工茶 その他

お茶のふるさとは雲南省の山深い奥地です。日本茶、紅茶、中国茶はもとは同じで、ツバキ科ツバキ属の常緑樹の葉から作られます。中国の茶は芽を摘んでから炒るが、日本では蒸します。

中国茶といっても、種類は500種にもおよび大きく分けると次の6種になります。さらに再加工茶があります。

1) 緑茶(不発酵茶)
 生産量が最大である。日本の緑茶ほど鮮やかな緑ではありませんが、香り高く味も良いので中国でも珍重されています。またジャスミンティーなどの花茶も緑茶系。

主な茶:
  龍井茶(釜炒り茶で、茶葉を炒りながら、釜の底に押さえつけて扁
  平に作りあげる。渋みが弱くマイルドな味で飲みやすい)―西湖、
  碧螺春―洞庭山

  徑山茶―せっこう省
    日本の緑茶のルーツ

  ジャスミン茶――
    花香茶の代表がジャスミン茶。ほかにキク、クチナシ、ラン、モ
    クセイなどのお茶もよく知られている。北京でとくに好まれ、香
    りの強い料理の後に飲むとよい。

2) 青茶(部分発酵茶)
 鉄観音や水仙の名でも有名ないわゆるウーロン茶がこの種類。飲んだあと爽やかなのが特徴です。

主な茶: 
  武夷岩茶は最高級品―福建/武夷山、鳳凰単?―広東/潮州、凍
  頂烏龍茶―台湾/鹿谷郷、安渓鉄観音―福建/安渓県 

  頂好安渓鉄観音
  銀針白毫ーー
   いづれも福建省の特産でわずかしかとれない幻の茶である。

福建省のウーロン茶

1)武夷岩茶――

 福建省の北部、武夷山地は桂林と並び、古来天下に名高い名勝の地です。岩峰のそびえ立つ渓谷には青く澄んだ谷川が曲流し、その断崖絶壁に産する武夷茶は昔、仙人によって栽培されたと伝えられ、山と谷の精気を集めて、「武夷岩茶」と呼ばれています。

 遠く唐の時代から皇帝献上茶の名誉をになった武夷岩茶は宋、元、明を経て更に円熟し、天下第一の名茶と讃えられました。武夷岩茶の香りは蘭の花にまさって深遠に持続し、味わいはまろやかでしかもさわやか。そして茶を喫した後、微かな甘みが喉元を回ります。これこそ「岩韻」と呼ばれる武夷岩茶の真髄です。

2)安渓鉄観音――

 武夷山地にはじまった烏龍茶の製法はやがて福建省南部の安渓県に伝えられました。安渓の人々は工夫に工夫を重ねて努力を続けましたが、18世紀半ば、王士譲という人が山の岩上から移植栽培した良茶を北京の乾隆帝に献上したところ、その味と香りの素晴しさに対して「鉄観音」の名を賜ったと伝えられています。美しい山々、渓流に抱かれた安渓の地は、土壌、気候ともに名茶を生む条件を備え、しかも雑種交配を避ける独特の挿木法によって鉄観音種の純血性をかたくなに守り続けました。
 今では武夷岩茶と共に福建省烏龍茶の双壁と讃えられる安渓鉄観音の独特の味と香りは「音韻」と呼ばれ、岩茶の「岩韻」にまさるとも劣らない名茶の風格を備えます。純粋の鉄観音はその「音韻」によって人を酔わせます。しかし純粋でない品種には「音韻」は表われません。鉄観音は一度味わうと手離すことが出来なくなるほどで、そのため「傾家蕩産」(家を傾け、財産を使い果す名茶の味わい)といわれます。


3) 紅茶(全発酵茶)
 もともと紅茶の発祥は中国。今でも全生産茶の25%は紅茶で、その大部分が輸出されています。

  主な茶: 香りの高い祁門紅茶は有名―安き省/祁門

4) 黒茶(後発酵茶)
 遊牧民が飲む圧縮して固めたお茶のことです。チベットや内蒙古ではバターやミルクを加えて飲みます。脂肪を落とすといわれ最近日本でも人気の普?茶も黒茶の一種です。

  普?茶――

  雲南地方のお茶で、いったん蒸したり、釜炒りしたものを固め、数
  年間貯蔵する。その間にコウジ菌が繁殖し、コウジの酵素がお茶
  の成分に影響を与え少し薬くさい特有のお茶 なる。固まったも
  のをほぐして使う。

  快痩茶(雲南省)――

  100年以上の樹令のお茶の木の若葉を採み取りまず緑茶を作り、
  その緑茶をレンガ土蔵の中に積みこみ3年から4年間寝かせます
  。この間にアスペルギルスグラカスという黒カビによる発酵作用に
  よって、緑茶と紅茶の中間の半発酵茶が出来上ります。この3年
  から4年の間、常に一定の通気やお茶の積みかえに気をくばりま
  す。半発酵のお茶ならば、熱を加えて発酵をうながし、単時間で
  作る事ができるが、やはり3年から4年かけて作る半発酵茶は、味
  、かおり、さらにはその真価がまったく異なると言えよう。

             大茶樹1700年の古木

<快痩茶の特長>

 アルカリ度が高く緑茶の40倍。

 脂肪の分解力が強い。

 口の中がさわやかになる。

 おなかの中にたまらない。

 甘みとコクがある。

 油のきれが良い。

 肉料理・テンプラなど油の強い食事の後の一杯は格別です。

 お酒のあと飲むと翌日いやなにおいがしない。

 お通じがよくなる。

 お小水の出がよくなる。

<快痩茶とウーロン茶の違い>

● 快痩茶は後発酵茶で、コウジ菌によって3~4年かけて半発酵に
  する。

● ウーロン茶は半発酵で、紅茶(完全発酵)と同様に作る


5) 黄茶(弱後発酵茶)
 白いうぶ毛でおおわれた茶芽を用いるお茶で「黄湯黄葉」が特徴。君山銀針が有名です。

6) 白茶(弱発酵茶)
 白い産毛におおわれた茶の新芽から作ったお茶で、湯を注ぐと白い毛が白い茶柱のように立つ。ガラス茶器などでこれを楽しむ。お湯を注ぐと一本一本が茶柱になる銀針白毫が有名です。

再加工茶

  花茶:茉莉花茶―台湾

  工藝茶―緑牡丹―あんき省、錦上添花―あんき省

その他

  范れい茶:

  1種の健康飲料で、江蘇省宜興の樹齢30年以上の茶の若芽を摘
  みとり、さらに30年以上の茶樹の根の精分を添加したものである。
  消毒などは一切しておらず、土壌が健康であることによって茶樹
  そのものも健康であると言えよう。
  飯欲を促進し、のどのかわきを防止し、かつまた、油をこす作用
  を持っている。特に糖尿病の予防と治療に著しい効果がある。沢
  飲み排尿を多くし、沢山食べる。

  苦丁茶(くうでんちゃ):

  原料は苦丁茶葉で、この茶葉を全て手作業で、適当な1本の棒
  状に手もみによって作る。現地の人々はこのお茶を、通称《医者
  要らず》と言って、珍重している。苦丁茶は人間の体に一番大切
  な《血液の浄化》に絶大なる効果を発揮する。効用:目の疲れ、肩
  こり、冷え性、アトピー、花粉症、成人病、血圧、等。飲み方:1リッ
  トルのお湯に1本(3cm~4cm)が目安である。☆普段使っている茶
  碗に1本入れておき苦味がなくなるまでお湯をつぎ足しながら飲
  む。

  雨後茶: 免疫力を高める

  甜茶: 

  健康のためのお茶で多くの商品が出回っている。甜茶を選ぶポ
  イントは、バラ科であること、GODポリフェノールを多く含む、飲
  みやすいことである。

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料理の種類
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