広東省 広東省は歴史的、地理的に海外との接触が多かったが、特に79年の対外開放以来、物質文化、西洋文化、拝金主義など資本主義の影響を受けた。資本主義を認めるのではないが、市場経済導入の過程で、多少混乱が生じることは仕方ない、との考え方のようだ。 近年、広東省は目覚しい発展を遂げている。経済改革の様々な実験も広東省が先鞭をつけることが多い。企業債券の発行、国営企業の株式発行などはほんの一例である。広東省の発展は、他省市と比べるとよくわかる。まず、企業への権限委譲が進んでいる。上海市では、国営企業が一定の業種以外に業務範囲を拡大することを制限しているが、広東では国営企業が多角経営に乗り出すのはめずらしくない。広州白雲山製薬総工揚は初め国営農場だったが医薬品メーカーに脱皮し、いまではラジカセ、冷蔵庫などの家電製品、がん具などまで生産を広げている。 香港との経済一本化 労働力では、香港企業が合弁あるいは委託加工の形で生産拠点に使っている広東省の企業数は1万社を突破。エネルギーでは、香港最大の電力、チャイナ・ライトは広東省へも電力を広域供給している。広東省最新の沙角発電所、大亜湾原発はいずれも香港との合弁である。輸送・通信では、香港のコンテナ取扱量の大部分は広東省など中国の荷物である。無線電話を使うと、広州市や珠江デルタ地区からは香港経由でダイヤル直通で国際電話がかかる。また香港の水の約50%は広東省からの購入である。牛乳の60%に続いて野菜、鳥肉、豚肉なども広東省に頼っている。 広州 「食在広州」といわれる通り、広州の町を歩いていると、飲食店の多いことに驚かされます。「足のあるものは椅子とテーブル以外、羽のあるものは飛行機以外なんでも食べてしまう」という広州。ここでの名物といえば、やはり蛇料理ですが、広東料理の特徴は、その素材の豊富さです。口当りのよい薄味なのでついつい食べすぎてしまうほどです。 * 鎮海楼 *越秀公園 *北園酒家 *広州動物園 *蘭植物園 *中山記念堂
*花市 肇慶 有名な端渓硯は、端渓という川で掘られる石から作られます。この川は流れが急でつねに霧が立ちこめており、採石はとても困難で、坑内に水がたまるので雨季には採石できません。また西江の南側にある斧柯山からも採石されますが硯材を探すには落盤などの危険が伴うため、古来貴重なものとされていました。端渓硯は得がたいがこそ人々を魅了し続けてきたようです。 見どころは郊外にある七星岩。星湖のまわりに北斗七星になぞらえる七岩がそびえる伝説の地です。 仏山 |
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