福建省

秦の始皇帝が中国を統一した後、この地域を?中郡としたのが由来でむかし?(ミン)と呼ばれた。唐代の初期には福・建・泉・?・汀の5州に分かれ、清代に最初の2州をとって福建省となった。

福建省は台湾との関係が密接であり、台湾人の80%は福建人の子孫と言われ台湾と福建南部は言葉もほぼ同じである。台湾当局の肉親訪問解除後の緊張緩和ムードに乗って、経済交流も活発になってきたが、今後は台湾当局の政策次第である。また福建省は経済建設が遅れており、これが台湾との交流にも足カセになっている面がある。福建省は台湾に対する前線であったため、国の投資が少なく、沿海部に鉄道すらない。この結果、工農業総生産は隣接する広東省に比べてかなり劣っている。

泉州
泉州は,古くから海外貿易の基地として開け,唐代に始めて城郭が築かれ,宋代にはその名を世界に響かせた。中国国内最古のイスラム教寺院の清浄寺、開元寺が見どころである。

福州
省都福州は漢代からひらけた古都である。省内第一の河川である闽江に沿ってひらけた市街は、“榕城"の名にふさわしく緑色の榕樹の並木が続いている。

厦門
Amoyと呼称されるが正式表記はXiamenである。
丸い形をした面積109平方キロのこの島は典型的な亜熱帯気侯で2月の平均気温は摂氏12度、年間を通して寒冷の季節はない。沖合にある台湾管轄の金門島まではせいぜい数キロしかなくさらに300キロかなたには台湾本島がある。観光のハイライトは、南海の楽園コロンス島。あふれる太陽と、紺青の海と空に、気分は最高。緑に囲まれた街並は、ヨーロッパの別荘を思い起こさせる建物が立ち並び、異国情緒がただよっている。

近代史において、アヘン戦争の敗北により半植民地として外国資本主義勢力の下で歴史の荒波にもまれ続けた。1938年には日本に占領され以後7年間余り“日本南進の拠点"となった。新中国成立後、開放政策の進展とともに1980年には福摩省でただ一つの“経済特区"に指定された。天然の恵まれた港に加え、1982年には5万トン級の船舶の入港が可能になり、翌年からは香港との間に国際空路も開設されるに至った。外国資本や技術導入の誘致条件は着々整いつつある。

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