安徽省
黄山
その美しく神秘的な姿から、水墨画の画題として描き続けられてきた。松、岩、雲海、温泉が黄山四つの絶景と呼ばれており、昔から多くの文人がここを訪れました。大峰36、小峰36の奇岩、名山が筍、釣り鐘または屏風のように谷底からそそり立っている。かつては雲谷寺から3時間かけて石段を上ったが、現在はロープウェイで約8分で登ってしまう。黄山観光の中心地「北海賓館」は山上駅から20分の山間にあり、標高1630mで、雲がわくと雲海に浮かぶホテルとなる。
九華山
黄山の西方、標高620mの山間地に祇園寺を中心として開けた門前町である。交通が不便だったお陰で文革の被害をほとんど受けずにすみ、今も74の仏閣、6400体の仏像が残っている。祇園寺の周りには金喬覚(新羅の皇子で地蔵菩薩の再来とあがめられた)の資料や仏教文物を集めた化城寺、金喬覚の遺骨を納めた肉身殿などがあり半日で見て回れる。30分ほど石段を上ると百歳宮があり、ここには明時代に126歳まで生きたという僧無暇の「座身菩薩」(金箔塗りのミイラ)が安置してある。
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